アダルト用語辞典:【グリセリン】
解説「グリセリン」
【グリセリン(ぐりせりん、glycerine, glycerin)】とは、浣腸液などに使用される医薬品のこと。「グリセロール(glycerol)」と呼ばれることもある。
1779年にスウェーデン人のカール・ウィルヘルム・シェーレがオリーブ油加水分解物の中から発見し、ギリシャ語の「glykys(甘い)」にちなんで名づけられました。その名の通り、グリセリンは無色透明のシロップ状の液体で、匂いがなく、甘みがある。
グリセリンは、高等植物や海草、動物などに広く含まれ、 私たち人間も、皮下や筋肉などに「脂質」という形で蓄えられているため、人間の体内に存在する物質で毒性はほとんど無い。また、グリセリンは吸水性の強い液体で、その吸収性を利用し、浣腸は直腸の粘膜から水分を奪い、その刺激で排便を促す。またその吸水性を利用し、ローションなどの化粧品にも多く利用され、正露丸などの医薬品としても広く用いられる物質である。