アダルト用語辞典:【カーマ・スートラ】
解説「カーマ・スートラ」
【カーマ・スートラ(かーま・すーとら、英:Kama Sutra)】とは、1500年以上も前にサンスクリット語で書かれた古代インドの性典。推定でおよそ4世紀から5世紀にかけて成立した作品といわれており、現存するもとのとしては最古の経典である。
「アナンガ・ランガ」「ラティラハスヤ」と並んでインド3大性典のひとつとされ、そのうちで最も重要な経典とされる。
「カーマ」はヒンズー教の愛の神として崇められてきた。「スートラ」は教訓、物語・ガイド・マニュアルなどを表す言葉。
様々な性交体位が記述されていることで有名だが、実際、体位について触れられているのは全体の3%程度で、残りの大部分は、ヒンズー教の教えと伝統的な性愛の理論書であり、当時の社会や性的な監修を反映している。
抱擁、女性の選び方、妻、他人の妻、売春婦、魅力的な自分を作る方法、素晴らしい伴侶を手に入れる方法、初夜で妻を喜ばせるテクニックなど、7つのセクションに分けられ、男性の性生活について、また最高の喜びを得る方法など、夫婦生活や人生の幸福に大きな影響を与える性について記されている。