アダルト用語辞典:【買春】
解説「買春」
【買春(かいしゅん)】とは、男性が報酬を与えて女性の貞操を買うこと。
文字で書くと「買春」と「売春」の区別は付くが、音声だとどちらも「ばいしゅん」となり区別が付かないため、女性を買う男性の視点で「買春(かいしゅん)」、体を売る女性視点で「売春(ばいしゅん)」と区別を分かりやすくする為の読み方として使われる。
特に、1999年に「児童買春・児童ポルノに係る行為等の処罰及び児童の保護等に関する法律」が規制強化されてポピュラーとなった。
1999年以前にも、都道府県レベルでは「青少年保護育成条例」があり、その中にいわゆる「淫行処罰規定」が、18歳未満の未成年者との性行為を禁止し、相手方となった18歳以上の人が処罰されることになっていた。
ただ、条例は都道府県ごとに制定されており、必ずしも処罰の対象にならなかったり、また処罰されるにも、その内容に各都道府県でバラつきがあることが批判されていた。さらに、国連の子どもの権利条約を批准しておきながら、その第34条の子どもへの性的搾取及び性的虐待から子どもを守る具体的な法的手だてが取られていないことへの、国内外からの批判が相次ぐ状況があった。