アダルト用語辞典:【ソドミー】
解説「ソドミー」
【ソドミー(そどみー、英:Sodomy)】とは、「不自然」な性行動を意味する法学において使われる用語で、より具体的にはオーラルセックス、肛門性交など非生殖器と生殖器での性交を指す。同性間・異性間、対象が人間・動物(獣姦)の区別はない。
「創世記」に出てくる、神の怒りを買って滅ぼされたソドムの街が語源。古代バビロニヤ時代にも少年娼婦がいたと云うからその歴史は古い。わが国では中世に至り、仏教社会や戦陣といった異性に対する性的禁止がこの習俗を発達させた。江戸時代の蔭間茶屋は代表的なもので、東叡山寺の坊主連中まで足繁く通ったと云われる。
1965年、ニューヨークで「ソドミー法」と呼ばれる同性愛を犯罪化する刑事裁判法が制定され、(一部の州を除いて)各州でも同様の法律が制定されることとなった。獣姦同様、未婚の者同士がペニスとアヌス、口とペニス(ヴァギナ)を接触させる性行為を軽犯罪とした。しかし2003年6月26日、アメリカの最高裁判所は「ソドミー法」を違憲とする判決を下した。